顔面神経麻痺を発症後すぐの鍼灸治療で1ヶ月の早期回復した症例

顔面神経麻痺 症例1

<患者>
女性 52歳 介護職 

<症状と来院まで>
仕事中に顔に違和感を感じ、顔が歪んできて、驚いて近くの病院に行かれた。
ベル麻痺と診断され、点滴でストロイド剤を投与。抗ウイルス薬の服用開始。

一生このままではないのかと、辛くて不安で泣いてしまう日々。
仕事だけでなく、家族の事でも問題を抱えており、身体的にも精神的にも大きなストレスがある。

その後、2週間が経過し、顔の症状が改善されないので、担当のお医者さんから手術を勧められる。
手術は回避したいので、何か手はないかとホームページで検索し、当院に来られた。

<1回目>
当院に来院され、まずは顔のチェック。安静時は極端な歪みは見られないが、
顔の麻痺の程度が強く、顔の筋肉が動かせない。目の開閉と口の動きが良くない。
柳原40点法で12点。
その他の症状として、肩こり、腰のヘルニア、足のむくみがある。

銀てい鍼(刺さない鍼)を用いてストレスなどで、熱がうっ滞しているところを流していき、
体の治療は疏肝治療を行う。ストレスによる緊張を解きほぐし、自然治癒力を強化していく。
顔の麻痺の部分は軽めの処置。
仰向けと横向きでポイントに鍼を行う。
週2回の治療を提案。

<2回目>
前回の治療後から、ずっと良くなったとのこと。
ご本人曰く、目がつぶりやすく、口角が上がってきた。
体の反応をみると、嫌な感じのストレス反応が消えていた。

<3回目>
今日は少し調子が悪い。腰が重だるい。顔も少しこわばる感じがする。
担当医からは、症状が少し良くなっているので、手術をせずに様子をみましょうと。
とりあえず手術を回避できたことは、私も患者さんもひと安心。

顔の治療に、プラス腰の吸い玉をする。

<4回目>
見た目はほとんど分からなくなってきた。
腰痛と頭痛が辛く、鎮痛剤を服用しているとのこと。
鍼灸でも少し対応しておく。

<5回目>
少しずつ顔の表情をつくれるようになってきた。
状態は上向きになってきているが、当の本人はこれが限界かもと少し諦め気味。
こちらの見解としては、もちろんそんなことはなく、もう少し頑張ればもっと良くなると伝える。

<8回目>
鍼灸治療から約1ヶ月ほど経過し、柳原40点法で再評価。
36点まで回復し、麻痺もほぼ改善されている。
ご本人はまぶたの閉まるスピードが気になるとのこと。
額のしわ寄せと軽い閉眼において、まだ改善の余地あり。
顔よりも腰の症状が思わしくないので、次回からは腰の方も時間かけて治療する。

<12回目>
見た目も、顔の動きもほぼ回復。
薄皮一枚張り付いた感覚は残っているが、日常生活には何の支障もないとのこと。
腰の症状は気になるが、顔面神経麻痺の治療としては、略治とし、様子をみてもらうことに。

 

<考察>
介護の仕事や家庭内での肉体的・精神的ストレスが大きく、
免疫が低下したことは麻痺を患った。
発症してから数週間以内で、鍼灸を受けてくれたことで短期回復につながったと思われる。
この方は、治療初期からこちらの事を信頼してくれ、はり灸も気持ちよく感じておられ、
ストレスの治療や疲れの治療がスムーズに行えたことも一因ではないだろうか。


初めての方はこちらもお読みください。
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