東洋医学は、問診や体表の状態をよく観察し、治療方針をたてていきます。
悪いところだけを見るのではなく、身体全体をみるのが大切です。
なぜなら、悪いところの原因が、必ずしもそこにあるとは限らないからです。
大元の幹を治さないと、枝葉はなかなか改善していきません。
からだ全体を治していくことが、どんな症状でも改善していきます。
自律神経失調症や不妊症と診断されても、東洋医学ではいくつもの原因が考えられます。
たとえば、ストレス、冷え、血の巡り、食べ過ぎ、虚弱などです。
これらは複雑に絡んでおり、まずは初診でしっかりと見極めていくことをします。
それに対応したツボを、反応をみながら丁寧に使っていきます。
その患者さんの体質や症状によって治療法が異なります。
鍼の太さや長さ、お灸の種類、どのツボにどれくらいするかは状態をみながら決めていきます。
だいたい10本前後くらいになります。